キッズサイエンス: 糸いと電話でんわで遊あそぼう！

糸いと電話でんわで遊あそびながら，音おとが伝つたわる仕組しくみを考かんがえてみよう。

実験じっけんは必かならず大人おとなと一緒いっしょに行おこなってください。

この記事を書いた人：宮本一弘: 開成中学校・高等学校

準備じゅんびするもの

<ruby>準備<rt>じゅんび</rt></ruby>するもの: <ruby>紙<rt>かみ</rt></ruby>コップ　2<ruby>個<rt>こ</rt></ruby>，ストロー，<ruby>爪<rt>つま</rt></ruby><ruby>楊枝<rt>ようじ</rt></ruby>，<ruby>糸<rt>いと</rt></ruby>，はさみ

紙かみコップ　2個こ
ストロー
爪つま楊枝ようじ
糸いと
はさみ

実験じっけん方法ほうほう1

<ruby>実験<rt>じっけん</rt></ruby><ruby>方法<rt>ほうほう</rt></ruby>1: <ruby>爪<rt>つま</rt></ruby><ruby>楊枝<rt>ようじ</rt></ruby>を<ruby>使<rt>つか</rt></ruby>って，<ruby>紙<rt>かみ</rt></ruby>コップの<ruby>底<rt>そこ</rt></ruby>の<ruby>真<rt>ま</rt></ruby>ん<ruby>中<rt>なか</rt></ruby>に<ruby>穴<rt>あな</rt></ruby>をあける　これを2<ruby>個<rt>こ</rt></ruby><ruby>用意<rt>ようい</rt></ruby>する

爪つま楊枝ようじを使つかって，紙かみコップの底そこの真まん中なかに穴あなをあける

これを2個こ用意よういする

実験じっけん方法ほうほう2

<ruby>実験<rt>じっけん</rt></ruby><ruby>方法<rt>ほうほう</rt></ruby>2: ストローを4 cmくらいに<ruby>切<rt>き</rt></ruby>る　これを2<ruby>本<rt>ほん</rt></ruby><ruby>用意<rt>ようい</rt></ruby>する

ストローを4 cmくらいに切きる

これを2本ほん用意よういする

実験じっけん方法ほうほう3

<ruby>実験<rt>じっけん</rt></ruby><ruby>方法<rt>ほうほう</rt></ruby>3: 2 mくらいに<ruby>切<rt>き</rt></ruby>った<ruby>糸<rt>いと</rt></ruby>の<ruby>端<rt>はし</rt></ruby>を<ruby>紙<rt>かみ</rt></ruby>コップの<ruby>穴<rt>あな</rt></ruby>に<ruby>通<rt>とお</rt></ruby>し，<strong><ruby>実験<rt>じっけん</rt></ruby><ruby>方法<rt>ほうほう</rt></ruby>2のストローに<ruby>結<rt>むす</rt></ruby>ぶ

2 mくらいに切きった糸いとの端はしを紙かみコップの穴あなに通とおし，実験じっけん方法ほうほう2のストローに結むすぶ

実験じっけん方法ほうほう4

<ruby>実験<rt>じっけん</rt></ruby><ruby>方法<rt>ほうほう</rt></ruby>4: もう<ruby>一方<rt>いっぽう</rt></ruby>の<ruby>糸<rt>いと</rt></ruby>の<ruby>端<rt>はし</rt></ruby>を，もう1<ruby>個<rt>こ</rt></ruby>の<ruby>紙<rt>かみ</rt></ruby>コップの<ruby>穴<rt>あな</rt></ruby>に<ruby>通<rt>とお</rt></ruby>し，<strong><ruby>実験<rt>じっけん</rt></ruby><ruby>方法<rt>ほうほう</rt></ruby>2のもう1<ruby>本<rt>ぽん</rt></ruby>のストローに<ruby>結<rt>むす</rt></ruby>ぶ

もう一方いっぽうの糸いとの端はしを，もう1個この紙かみコップの穴あなに通とおし，実験じっけん方法ほうほう2のもう1本ぽんのストローに結むすぶ

実験じっけん方法ほうほう5

<ruby>実験<rt>じっけん</rt></ruby><ruby>方法<rt>ほうほう</rt></ruby>5: <ruby>糸<rt>いと</rt></ruby>をピンと<ruby>張<rt>は</rt></ruby>ってから，<ruby>糸<rt>いと</rt></ruby><ruby>電話<rt>でんわ</rt></ruby>で<ruby>会話<rt>かいわ</rt></ruby>をする　＜注意＞<ruby>紙<rt>かみ</rt></ruby>コップの<ruby>使<rt>つか</rt></ruby>いまわしはしないで，<ruby>名前<rt>なまえ</rt></ruby>を<ruby>書<rt>か</rt></ruby>くなどして<ruby>自分<rt>じぶん</rt></ruby>の<ruby>紙<rt>かみ</rt></ruby>コップを<ruby>使用<rt>しよう</rt></ruby>すること

糸いとをピンと張はってから，糸いと電話でんわで会話かいわをする

＜注意＞紙かみコップの使つかいまわしはしないで，名前なまえを書かくなどして自分じぶんの紙かみコップを使用しようすること

実験じっけんの解説かいせつ

私わたしたちの声こえは空気くうきを伝つたわって，耳みみに届とどきます。このとき，空気くうきが震ふるえることによって，音おとが伝つたわります。この震ふるえることを振動しんどうといいます。音おとを伝つたえるのは空気くうきだけではありません。糸いと電話でんわで声こえを出だすと，持もっている紙かみコップがブルブルと震ふるえ，振動しんどうしているのがわかります。その振動しんどうが糸いとに伝つたわり，さらに話はなし相手あいての紙かみコップを振動しんどうさせて，声こえが伝つたわります。

この実験じっけんでは，実験じっけん方法ほうほう5で糸いとをピンと張はることが大切たいせつです。ピンと張はることによって，音おとが大おおきくなって伝つたわります。また，さらに実験じっけん方法ほうほう5のように糸いと電話でんわを作つくり，糸いとをつなぐと，3人にん以上いじょうで会話かいわをすることができます。試ためしてみてください。

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化学だいすきクラブニュースレター第47号（2021年4月1日発行）より編集／転載