家庭でトライ!! 備長炭で電池を作ってみよう!
バーベキューや焼き肉で使う「備長炭」と「アルミホイル」を使って電池を作ろう。
準備するもの
- プラスチックのコップ
- 食塩水*1
- 備長炭(長さ約10 cm)*2
- キッチンペーパー
- アルミホイル(幅25〜30 cm)
- 電子オルゴール*3
*1 コップ半分の水に食塩を加え,よくかき混ぜて,食塩水をつくる。かき混ぜても底に残るくらい食塩を加え,なるべく濃い食塩水にする。
*2 ホームセンターなどで購入できる。
*3 ネット販売などで,1個200円程度で購入できる。
実験操作1
キッチンペーパーを食塩水に浸す。
実験操作2
実験操作1のキッチンペーパーを軽くしぼってから,備長炭の先が約2 cm出るように包む。
実験操作3
実験操作2のキッチンペーパーが約1 cm出るようにアルミホイルで包む。
<注意>アルミホイルと備長炭が接触しないようにする。
実験操作4
電子オルゴールにアルミホイルの導線をつなぐ。
アルミホイルを幅25〜30 cm×長さ約3 cmに切り,写真のように電子オルゴールにつなぐ。
実験操作5
実験操作4のアルミホイルの導線と実験操作3の備長炭を,写真のようにつなぐ。
電子オルゴールの赤いコードを備長炭(正極)に,黒いコードをアルミホイル(負極)につなぐ。両方ともしっかりつなぐと音楽はきれいに聞こえる。
<アドバイス>音楽がよく聞こえないときは,備長炭をアルミホイルの上からしっかりとにぎる。
解説
炭には小さな孔がたくさんあり,酸素などを吸着しやすくなっています。
特に電池に向いている炭は,備長炭です。アルミニウムは,食塩水を含んだキッチンペーパーと接触しているため電子を出しやすくなります。アルミニウムから出た電子は,導線→電子オルゴール→導線と流れ,炭の孔に吸着された酸素に受け取られます。
化学だいすきクラブニュースレター第31号(2015年10月20日発行)より編集/転載