元素ファミリー 太陽系の惑星をつくる元素たち
太陽系には8つの惑星があります。これらは岩石を主成分とする地球型(水星,金星,地球,火星)と,気体の割合が多い木星型(木星,土星,天王星,海王星)に分けられます。
金星
金星は,二酸化炭素CO2を主成分とする厚い大気でおおわれています。大気層の中間付近には,硫酸H2SO4を主成分とする黄色がかった雲があります。
火星
火星の表面は,酸化鉄(鉄Feと酸素O)を多く含む塵と砂でおおわれ,赤く見えます。極地方などは,水H2Oと二酸化炭素CO2からなる氷でおおわれ,白く見えます。
木星
木星の表面付近には,水素H2とヘリウムHeの気体があります。大気には,アンモニアNH3の雲ができていて,赤茶色や白色の縞模様になっています。
土星
土星のリングは,無数の小さな氷や岩石(ケイ素Siと酸素O)の集まりとなっています。そのリングは,幅が7万 kmもありますが,厚さは数百 mしかありません。
化学だいすきクラブニュースレター第38号(2018年4月1日発行)より編集/転載