君も化学者! 二酸化炭素でカラーマジック!
実験は必ず大人と一緒に行ってください。実験するときは,保護めがねを着用してください。
準備するもの
- 炭酸飲料用のペットボトル(500 mL)
- BTB溶液
- 二酸化炭素(実験用気体 缶入り)
実験方法1
炭酸飲料用のペットボトルに,水を1/4くらい入れる。
実験方法2
BTB溶液を少量加え,緑色にする
<アドバイス>溶液が黄色になったらアルカリ(薄いアンモニア水など)を,青色になったら酸(薄い酢酸水溶液など)を少量加えて,溶液の色を緑色にする
実験方法3
ペットボトルの中に,静かに二酸化炭素を吹き込む
<アドバイス>ストローの先を水面近くまで近づけてから,徐々に抜きながら二酸化炭素を静かに吹き込む
<アドバイス>二酸化炭素を吹き込むときは,なるべく中の液面を揺らさないようにする
実験方法4
ペットボトルの蓋をしっかりと閉める
実験方法5
蓋の所を持ち,ペットボトルをよく振る
実験の解説
二酸化炭素を水に溶かすと,酸性を示します。
実験方法5で,ペットボトルを振ると二酸化炭素が水に溶けます。その結果,ペットボトル内の気体の圧力が減少し,ペットボトルが大気圧に押されて凹みます。また,二酸化炭素が水に溶けると酸性を示すために,BTB溶液は緑色から黄色になります。
化学だいすきクラブニュースレター第41号(2019年4月1日発行)より編集/転載