君も化学者! 砂糖から黒い柱を作ろう!
実験は必ず大人と一緒に行ってください。実験するときは,保護めがねを着用してください。
準備するもの
- 砂糖
- 重曹
- 電子天秤
- 薬さじ 2本
- 薬包紙
- ステンレス皿(直径8 cmくらいのもの)
- 金属製のトレイ
- 乾いた砂
- 駒込ピペット
- 乳鉢
- 乳棒
- エタノール
- ライター
実験方法1
電子天秤を使って砂糖20 gと重曹5 gを測りとり,乳鉢に入れてよく混ぜる
実験方法2
ステンレス皿に砂を入れ,砂の表面の色が変わるくらいエタノールを染み込ませる
実験方法3
実験方法1で混ぜ合わせた粉末を砂の上に円錐状にのせる
実験方法4
ステンレス皿の中の砂に染み込ませたエタノールに,ライターで点火する
<注意>金属製のトレイに砂を敷き,その上で実験をすること
<注意>途中でエタノールをつぎ足してはいけません。引火して危険です。
実験の解説
重曹(炭酸水素ナトリウム)を加熱すると,機体の二酸化炭素が発生します。この二酸化炭素によって,砂糖を加熱してできた炭が膨らみ,黒い柱が徐々に成長します。重曹と砂糖の割合を変えるなどして,より速く黒い柱ができる条件を調べてみてください。
化学だいすきクラブニュースレター第44号(2020年4月1日発行)より編集/転載