キッズサイエンス: 糸電話で遊ぼう!
糸電話で遊びながら,音が伝わる仕組みを考えてみよう。
実験は必ず大人と一緒に行ってください。
準備するもの
- 紙コップ 2個
- ストロー
- 爪楊枝
- 糸
- はさみ
実験方法1
爪楊枝を使って,紙コップの底の真ん中に穴をあける
これを2個用意する
実験方法2
ストローを4 cmくらいに切る
これを2本用意する
実験方法3
2 mくらいに切った糸の端を紙コップの穴に通し,実験方法2のストローに結ぶ
実験方法4
もう一方の糸の端を,もう1個の紙コップの穴に通し,実験方法2のもう1本のストローに結ぶ
実験方法5
糸をピンと張ってから,糸電話で会話をする
<注意>紙コップの使いまわしはしないで,名前を書くなどして自分の紙コップを使用すること
実験の解説
私たちの声は空気を伝わって,耳に届きます。このとき,空気が震えることによって,音が伝わります。この震えることを振動といいます。音を伝えるのは空気だけではありません。糸電話で声を出すと,持っている紙コップがブルブルと震え,振動しているのがわかります。その振動が糸に伝わり,さらに話し相手の紙コップを振動させて,声が伝わります。
この実験では,実験方法5で糸をピンと張ることが大切です。ピンと張ることによって,音が大きくなって伝わります。また,さらに実験方法5のように糸電話を作り,糸をつなぐと,3人以上で会話をすることができます。試してみてください。
化学だいすきクラブニュースレター第47号(2021年4月1日発行)より編集/転載