キッズサイエンス: 不思議な振り子
1本の割りばしに3つの振り子を作り,自分が選んだ1つの振り子だけを動かす実験をしてみよう!
実験は必ず大人と一緒に行ってください。
準備するもの
- 割りばし 1本
- 糸
- はさみ
- セロハンテープ
- 定規
- おもり 3つ(例えば10円玉 3枚)
実験方法1
糸を長さ10 cm,20 cm,30 cmに切る
実験方法2
セロハンテープで,糸の端を割りばしに貼り付ける
実験方法3
セロハンテープで,もう一方の糸の端をおもりに貼り付ける
実験方法4
割りばしの真ん中を持ち,糸が絡まないように割りばしを動かす
実験の解説
1本の割りばしに3つの振り子を作りました。この実験では,割りばしを動かす速さを変えることによって,3つのうち自分の選んだ1つの振り子だけを動かすことができます。
振り子が一往復する時間は糸の長さで決まります。糸の長さが短いと一往復する時間は短くなります。このため,割りばしを速く動かすことによって,糸が短い振り子を動かすことができます。また,糸の長さが長いと一往復する時間は長くなります。このため,割りばしをゆっくりと動かすことによって,糸が長い振り子を動かすことができます。
化学だいすきクラブニュースレター第50号(2022年4月1日発行)より編集/転載