キッズサイエンス: レーズンがコップの中で浮いたり沈んだり
ブドウを乾燥させてつくられたレーズンを水に入れると,下に沈みます。このレーズンを浮いたり沈んだりさせる実験をしてみよう!
実験は必ず大人と一緒に行ってください。
準備するもの
- レーズン
- コップ
- 炭酸水
実験方法1
コップに炭酸水を入れる
実験方法2
実験方法1のコップにレーズン1粒を入れる
実験方法3
しばらくコップの中を観察する
実験方法4
さらにレーズンを入れて観察する
実験の解説
レーズンはブドウを乾燥させたもので,干しブドウともいます。このレーズンを水に入れると,レーズンは水より重いので沈みます。この実験では,水ではなく炭酸水を使います。炭酸水は,水に気体の二酸化炭素を溶かしたものです。コップに入った炭酸水を見ると,たくさんの二酸化炭素の気泡が見られます。レーズンを炭酸水に入れると,最初は沈んでいきますが,レーズンの周りに気泡がたくさんついてきて,しばらくすると浮いてきます。これは周りについた気泡のために浮力が働き浮かんだのです。また,しばらくすると浮いたレーズンの周りについた気泡がとれ,今度は沈んでいきます。これを繰り返して,レーズンが浮いたり沈んだりするのです。
化学だいすきクラブニュースレター第51号(2022年7月1日発行)より編集/転載