キッズサイエンス: こぼれない水?
コップに水を入れて逆さまにしても,水がこぼれない実験です。
実験は必ず大人と一緒に行ってください。
準備するもの
- 透明なガラス製のコップ2個(同じサイズのもの)
- コップの口より大きいサイズのシート(クリアファイルなどを切ってもよい)
実験方法1
コップ1には水を半分,コップ2には水を口いっぱいまで入れる
<アドバイス>実験は,水がこぼれても大丈夫な台所などで行うこと
実験方法2
シートを,実験方法1のコップ1に被せる
実験方法3
水がこぼれないようにシートを手のひらで押さえながら,ゆっくりとコップ1を逆さまにする
実験方法4
実験方法3のコップ1を,実験方法1のコップ2の口に合わせて重ねる
実験方法5
2個のコップの口がずれないように注意しながら,ゆっくりとシートを抜く
実験の解説
この実験は,水がこぼれることがあるので,こぼれても大丈夫なように,台所などで実験しましょう。
実験方法3では,コップを逆さまにしても,水はこぼれません。この理由の一つは,空気の押す力です。空気が水を下から支えているのです。
また,実験方法5では,2個のコップを重ねても,コップの隙間から水がこぼれずに,水の塔ができました。これも不思議ですね。
化学だいすきクラブニュースレター第54号(2023年7月1日発行)より編集/転載