キッズサイエンス: 引っ張っても離れない本
2冊の本のページを1枚ずつ重ねると,2冊の本はとても大きな力でくっつき,離れなくなります。実験してみましょう!
実験は必ず大人と一緒に行ってください。
準備するもの
- 本 2冊
実験方法1
2冊の本を用意する
実験方法2
2冊の本のページを1枚ずつ重ねる
実験方法3
すべてのページを重ねたら,ページどうしがしっかりと接するように上から押す
実験方法4
本の両端を引っ張る
実験の解説
この実験で,本を引っ張っても,本は離れません。これは,紙と紙が接したまま動かそうとすると,紙と紙の間に,紙が動かないようにする力が生まれるからです。この力を摩擦力といいます。重ねるページ数が少ないと摩擦力が小さく,本を引っ張ると“するっ”と離れてしまいます。ところが,重ねるページ数を多くすると摩擦力が大きくなり,本を引っ張っても離れなくなります。何ページ重ねると離れなくなるか実験してみるといいですね。
化学だいすきクラブニュースレター第56号(2024年4月1日発行)より編集/転載