化学だいすきクラブ

活躍(かつやく)する化学(かがく) 黒(くろ)くない影(かげ)!? ~影(かげ)の不思議(ふしぎ)を解(と)き明(あ)かそう~

活躍する化学 黒くない影!? ~影の不思議を解き明かそう~
この記事を書いた人: 藍ことね
昭和学院小学校
みなさんは,自分の影を見たことがありますか?みなさんは,自分の影を見たことがありますか?

みなさんは,自分(じぶん)の影(かげ)を見(み)たことがありますか? 外(そと)で太陽(たいよう)の光(ひかり)を浴(あ)びると,地面(じめん)に黒(くろ)い影(かげ)ができます。「影(かげ)って黒(くろ)いのが当(あ)たり前(まえ)じゃないの?」と思(おも)うかもしれません。でも,実(じつ)は黒(くろ)くない影(かげ)もあるのです! そんな影(かげ)の不思議(ふしぎ)を光(ひかり)の性質(せいしつ)から見(み)ていきましょう。

光には色が隠れている光には色が隠れている

光(ひかり)には色(いろ)が隠(かく)れている

太陽(たいよう)の光(ひかり)は白(しろ)く見(み)えますが,本当(ほんとう)はいろいろな色(いろ)の光(ひかり)がまざってできています。その中(なか)でも,特(とく)に大切(たいせつ)なのがこの3つの光(ひかり)です。

  • 赤(あか)(red)
  • 緑(みどり)(green)
  • 青(あお)(blue)

この3つは「光(ひかり)の三原色(さんげんしょく)」と呼(よ)ばれています。テレビやパソコンの画面(がめん)も,この光(ひかり)の三原色(さんげんしょく)をうまく組(く)み合(あ)わせて,たくさんの色(いろ)を作(つく)っているのです。

色(いろ)のついた影(かげ)ができる!?

では,こんな実験(じっけん)をしてみましょう。

赤(あか)・緑(みどり)・青(あお)の3つのライトを,同(おな)じ方向(ほうこう)から白(しろ)い壁(かべ)に向(む)けて当(あ)てます。そして,その前(まえ)に手(て)をかざすと…なんと,影(かげ)に色(いろ)がつくのです! 手(て)の影(かげ)が青緑(あおみどり)(cyan)や赤紫(あかむらさき)(magenta)や黄(き)(yellow)になっているのです。どうしてそんなことが起(お)きるのでしょうか?

さえぎった光で影の色がかわるさえぎった光で影の色がかわる

さえぎった光(ひかり)で影(かげ)の色(いろ)がかわる

たとえば,赤(あか)い光(ひかり)を手(て)でさえぎると,壁(かべ)には緑(みどり)と青(あお)の光(ひかり)だけが当(あ)たります。すると,赤(あか)がぬけた「青緑(あおみどり)」のような影(かげ)になります。同(おな)じように,

緑(みどり)をさえぎると→赤(あか)+青(あお)で赤紫(あかむらさき)の影(かげ)

青(あお)をさえぎると→赤(あか)+緑(みどり)で黄(き)の影(かげ)

つまり,「どの光(ひかり)をさえぎったか」で,影(かげ)の色(いろ)がかわります。

まとめ

【こたえ】りんごの皮にはアントシアニンという色素が含まれていて,アントシアニンは緑と青の光を吸収する性質があります。赤の光だけが反射されて私たちの目に入るため,りんごは赤く見えるのです。

「影(かげ)は黒(くろ)い」と思(おも)っていたけれど,光(ひかり)の色(いろ)の仕組(しく)みを知(し)ると,違(ちが)って見(み)えてきます。

このように,普段(ふだん)見(み)ている「光(ひかり)」や「色(いろ)」も化学(かがく)の世界(せかい)の大切(たいせつ)なテーマの1つです。物(もの)の色(いろ)の見(み)え方(かた)には,光(ひかり)の性質(せいしつ)や目(め)の仕組(しく)み,物質(ぶっしつ)に光(ひかり)が当(あ)たると起(お)こる現象(げんしょう)など,たくさんの化学的(かがくてき)な秘密(ひみつ)が隠(かく)れています。身(み)の回(まわ)りの当(あ)たり前(まえ)も,化学(かがく)の目(め)で見(み)ると「なんで?」「どうして?」が見(み)えてくるのです。さて,りんごはどうして赤(あか)く見(み)えるのでしょうか? この不思議(ふしぎ)も化学(かがく)の目(め)で見(み)ると答(こた)えが見(み)えてくるかもしれませんね。

(答(こた)えはイラストをクリック/タップするとあります)

化学だいすきクラブニュースレター第61号(2025年12月1日発行)より編集/転載

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