家庭でトライ!! 色の変わるホットケーキを作ろう
化学の力で色が変わるホットケーキを作ってみましょう。焼いている間にどんどん色が変わります。
準備するもの
- ホットケーキミックス
- ムラサキイモの食用パウダー
- ボウル(中)
- はかり
- ゴムベラ
- コップ
- フライパン
実験操作1
ホットケーキミックス100 g,ムラサキイモの食用パウダー10 gをボウルに入れる。
実験操作2
水100 gを入れ,生地がなめらかになるまで,ゴムベラでよく混ぜる。
実験操作3
生地がなめらかになったら,温めておいたフライパンに流し入れて焼く。
実験操作4
全体がこんがり焼けたら完成。
青緑色に変化したホットケーキが焼きあがる。
解説
ムラサキイモにはアントシアニン色素が含まれています。アントシアニンは酸性で赤色,中性で紫色,アルカリ性で緑色を示します。ホットケーキの生地に含まれる物質(炭酸水素ナトリウム)は熱が加わるとアルカリ性が強い物質(炭酸ナトリウム)に変わるため,ホットケーキが青緑色に変化します。青緑色に変化したホットケーキにレモン汁をたらすと,そこだけ酸性になるため,色が赤くなります。この実験は電子レンジでもおこなえます。電子レンジでおこなう場合は,量や加熱時間はレシピに従って下さい。
化学だいすきクラブニュースレター第35号(2017年2月20日発行)より編集/転載