化学だいすキッズ 色が変わる画用紙に絵を描こう!
画用紙に色素を塗り,他の色に変えてみよう!
準備するもの
- ムラサキイモの食用色素*1
- 食酢
- 重曹
- コップ 3個
- 計量スプーン(大さじ,小さじ)
- 耳かき大のスプーン
- マドラー
- 絵の具の筆(太いもの1本と細いもの2本)
- B5判の画用紙 2枚(白)*2
- 新聞紙
*1 ムラサキイモからとった紫色の色素。インターネットで食用色素として購入できる。
*2 画用紙は,重ね塗りができるように厚めの方がよい。
実験方法1
小さじ1杯の水に,ムラサキイモの食用色素を耳かき大のスプーンで3杯入れて,かき混ぜる
実験方法2
実験方法1の溶液を,太い筆で画用紙に塗り,30分以上乾かす
実験方法3
大さじ1/2の水を入れたコップに,重曹を小さじ1/3程度を加えてよくかき混ぜる
別のコップに大さじ1/2の食酢を入れる
実験方法4
細い筆を使って,重曹の水溶液と食酢で好きな絵を描こう
実験の解説
ムラサキイモからとった紫色の色素は,酸性の溶液では赤色,アルカリ性の溶液では青色〜青緑色に変わります。食酢は酸性,重曹はアルカリ性を示すため,色素を塗った画用紙の色が変わったのです。このほかにも,オレンジジュースやレモン汁,セッケン水などを用いていろいろな色の絵を描いてみましょう。身のまわりにある水溶液で画用紙は何色に変わるでしょうか?
化学だいすキッズ第13号(2012年12月20日発行)より編集/転載